新入社員歓迎動画って実際どう?|親のメッセージまで入れた理由

春になると毎年話題に上がる「新入社員歓迎」。 その中で最近、少しずつ耳にするようになったのが 新入社員歓迎動画という取り組みです。

「歓迎動画って、正直どうなんですか?」
「やってる会社、そんなに多いんですか?」

これは、実際に現場で動画を作っている立場として よく聞かれる質問でもあります。 今回は、実際に新入社員歓迎動画を制作した経験を踏まえつつ、 世間一般ではどう見られているのか、 そして「やる意味がある会社・ない会社の違い」について、 プランナー視点で正直に書いてみようと思います。


結論から言うと

新入社員歓迎動画は、世間一般ではまだ少数派です。

ただし、実際に取り入れている会社は、 「流行っているから」ではなく、 きちんと目的を理解した上で導入している ケースがほとんどです。

逆に、なんとなく作った歓迎動画は、 新入社員の心に残らないどころか、 「形だけやっている会社」という印象を与えてしまうこともあります。 歓迎動画は、作るかどうかより、どう作るかが重要です。


なぜ今、新入社員歓迎動画なのか

  • 新卒・第二新卒の早期離職
  • リモート/ハイブリッドワークの定着
  • Z世代を中心とした価値観の変化

特に現場で感じるのは、 「入社初日の空気」で、その会社の印象がほぼ決まる ということです。

初日が淡々と終わり、 誰がどんな人なのか分からないまま業務が始まる。 そんな状態では、不安を抱えたままスタートする新入社員も少なくありません。

そこで注目されているのが、 会社の空気を事前に伝えるための動画です。


世間一般の「よくある新入社員歓迎動画」

よく見かけるのは、次のような内容です。

  • 社長の挨拶が中心
  • 理念や沿革の説明が多い
  • 尺が5〜10分と長い
  • 社内資料をそのまま動画化

情報としては間違っていなくても、 新入社員側からすると 「会社の雰囲気が見えない」 「距離が縮まらない」 という感想になりがちです。


実際に作った新入社員歓迎動画の作風

ブルーダックスで制作した新入社員歓迎動画は、 いわゆる会社紹介ムービーとは少し違います。

コンセプトは、 「会社だけで完結させないこと」でした。

親御さんからの応援メッセージ

この動画で、特に印象に残ったと言われたのが 親御さんからの応援メッセージです。

「無理しすぎないでね」
「体だけは大事にして」

どれも特別な言葉ではありません。 でも、入社初日というタイミングでのサプライズメッセージは想像以上に心に残ります。

会社の動画の中に、 あえて会社の外の存在を入れることで、 新入社員が「一人じゃない」と感じられる、 柔らかい空気を作ることができました。

先輩からのひとことアドバイス

歓迎会や研修の場では、 どうしても全員と深く話すことはできません。

そこで入れたのが、 先輩社員からの短いひとことアドバイスです。

  • 10〜15秒程度
  • 正論を言わせすぎない
  • 人柄がにじむ言葉

「最初は分からなくて当たり前」
「困ったら、まず相談して」

こうした言葉があるだけで、 新入社員にとって 「話しかけていい人」が明確になります。

多くの言葉よりも笑顔とそのひとことが緊張をほぐし「コミュニケーションの最初の一歩」のハードルを下げることができます。

社内イベントの様子

さらに、社内イベントの様子も盛り込みました。

きれいに作り込んだ映像ではなく、 何気ない会話や笑っている瞬間など、 日常の延長として映しています。

良く見せすぎないこと。 それが、結果的に 「この会社なら大丈夫そう」という安心感につながりました。


この作風で意識していたこと

  • 情報を詰め込みすぎない
  • 感動させようとしない
  • 迎え入れる側の気持ちを映す

新入社員歓迎動画は、 会社を主役にしないことが何より大切です。 主役は、これから入ってくる人。
その視点だけは、最後まで外さないようにしました。


実際の反応

新入社員からは、 「会社の人が身近に感じられた」 「最初の緊張が少し和らいだ」 という声がありました。

人事や先輩社員側からも、 「初日の説明がスムーズになった」 という反応があり、 歓迎動画が“空気づくり”に役立ったと感じています。


まとめ

  • 新入社員歓迎動画は、まだ一般的ではない
  • だからこそ、きちんと作ると差が出る
  • 「説明」より「安心」を意識する
  • 今の会社らしさをそのまま映すことが大切

ご相談について

新入社員歓迎動画に限らず、 社内向け動画をどう作るべきか、 まだ固まっていない段階からの相談も歓迎しています。 気になる方はお気軽にご連絡ください。