DVD画質とBlu-rayの違いについて【解説】

よく この業界で「一生の思い出にDVDで」等とキャッチコピーを見かけます
DVDって永久保存版ってイメージがありますが
ディスク盤自体が「プラスチック」で出来ている為
記録層が酸化したり腐食で意外と寿命が短いのです
「寿命」と言うより「読み込めなくなる」が正しいです
保存状態によりますが約5年と認識しています。
また、720×480ピクセルのSD規格でしか書き込めないので画質もイマイチ

このDVDの「SD規格」=35万画素
早い話が「ブラウン管TV」時代の規格です!
今の時代100%のお客様のTVは薄型TVだと思います
この薄型液晶TV、、「1920×1080」ピクセルの207万画素数です
これを「フルハイビジョン」規格と言います

専門用語を使わずに説明すると…
SD規格(ブラウン管TV規格)のDVD映像を
HD規格(液晶TV規格)で見ると…モザイクのかかった様な写真に見える事があります

35万個の点で描くDVD、対してブルーレイは207万個の点で描かれる
単純計算でDVDとブルーレイでは6倍画質が違う

DVDはブラウン管TV時代に開発された記録媒体

これは中々一般のお客様には理解しづらいです
当社では納品前に必ず視聴確認をしていますが
この際にお客様がみているのはハイビジョン映像です

理屈ではなく実際にDVD画質を体験されたい場合には
YouTubeの再生画面→右下に「設定」の項目があります
【画質】を【240p】にしてみてください
少し極端な例ですが極端に画質が悪くなるのが体験出来ます
実際にDVDを大画面TVで見るとこのくらい画質が悪いです

携帯は「7インチ」程度の画面
TVと比べてみてください。その差は100倍?と言うほど違います
携帯で撮られたお写真・動画をTVで再生すると
モザイク…に見えるのも当然と言い切れます

画質だけの比較検証としては
ブルーレイ→地上デジタル放送→DVD→アナログ放送
の順番と思われます

また当社なりの研究結果では!
iPhone6以前の機種で撮られたお写真・動画は最悪の画質と結論づけています
iPhoneユーザーが圧倒的に多い時代ですが…
当社 ブルーダックスではiPhone禁止令まで出ています

Blu-ray はフルハイビジョンで書き込めるので
画質はとっても綺麗で単純計算でDVDの6倍画質が良い
寿命が100年とか言われていますが・・・100年経っていないから
本当のところは不明ですかね!?

さらに近年では「4K」時代の到来ですが…
4Kで撮影しても一般的な手法として4Kで見ることは出来ないのです
この説明は更に難しく…
4Kのことについては別ページで解説しています

では結論として全てブルーレイが良いと思います
納品前の再生確認でも…せっかく高価な機材で最高の技術をもって撮影した作品が
DVDに焼き付けると…それはもったいないクオリティと思うこともしばしあります

残念ながら再生環境として、2018年現在
ほとんどの披露宴会場がブルーレイ未対応であり
「DVDに焼く」と言う作業時間も3倍相当違いがあり…
カンタンにブルーレイに移行するとは思えないのが現実です